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CHATEAU HILLIS Co.Ltd
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琉球瑠璃工房 〜KILN WORK〜 (since 2004)

19世紀末にヨーロッパを中心に栄えた、パート・ド・ヴェール(Pate de verre)やシール・ペルデュ(Cire perdue)といわれる技法を参考として、電気炉内で耐熱性の石膏型にガラス粉や塊を溶かし込む技法-キルン キャスト(Kiln Cast)を主とした作品を制作しています。
吹きガラスの技法では表現できない複雑な造形と重厚感が作品の魅力です。

パート・ド・ヴェール  -- Pate de verre --
歴史は古く、その起源は古代メソポタミア時代にまで遡ります。
原型を粘土やWax(ロウ)などで作り、原型に耐火石膏を流して石膏型をとります。原型を取除いた後の石膏型に砕いたガラスやガラスの粉を詰込み、窯で焼成するという技法です。
しかし、複雑な製作工程で大量生産には向かず手間のかかるガラス工芸であるため、ローマ時代から始められた吹きガラスの発達と共に一時的に途絶えてしまい幻の技法とされてきました。
19世紀末にフランスのアンリ・クロがこの技法を復興すると、アール・ヌーボー時代のガラス作家達がその技法を発展させます。しかし、作家達はそれぞれの技法を秘密にしたため、19世紀の技法の大半は再び失われました。
1970年代に実験考古学のひとつとしてメソポタミア時代のパート・ド・ヴェール技法が復興されました。現在はこれに改良が加えられた技法が伝えられています。

シール・ペルデュ  -- cire perdue --
フランスのガラス工芸家として有名なルネ・ラリックが作品初期に使った技法で、英語でロスト・ワックス法 (Lost Wax)、日本語では脱蝋鑄造法といいます。
蝋で原型を作り、それを耐熱性の石膏を主とした埋没材で型をつくり、蝋を蒸気等で溶かし出します。蝋を取り出して空洞になった型にガラスを流し込んだり、ガラス粉や塊を入れて溶解します。常温まで冷えたところ で型を壊して取り出します。


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